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[No.16] 2005-08-04 Thu 23:05
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[No.195] 2005-08-03 Wed 03:10
かつては上野から函館までバイクを積んで走る夜行列車「モトトレイン」というのがあった。夜行というものは旅情をそそり立て、鉄道好きなボクとしては、過去2回の北海度ツーリングの往路はいずれも「モトトレイン」を利用した。
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[No.196] 2005-08-02 Tue 03:14
11年ぶりの苫小牧は何も変わっていなかった。本州以西に住むライダーが頭に描く、大自然が広がる北海道のイメージとは似ても似つかぬコンビナートにフェリーは到着し、あっけなく北海道に上陸する。
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[No.197] 2005-07-31 Sun 03:20
![]() 上陸1日目は、札幌で泊まる予定。というのも札幌には、単身赴任中のお父さん「佐次郎」がいて、久々に再会することになっている。札幌まで真っ直ぐ行ってはつまらないので、支笏湖から羊蹄山を回って余市、そして小樽を経て札幌に夜入った。 「もし、もし、オレだけど、どこにいるの?」(アオチ) 「飲み会の最中やから、ここまで来てくれやっ!」(佐次郎) 佐次郎は、生まれも育ちも大阪で、昭和14年生まれのコテコテの大阪人。ボクが1歳の時に転勤で東京に移り住んできたが、その後も大阪人であることは変わらず、ドケチでせっかち、大阪弁を標準語になおすことはなく、なにわ魂を東京や札幌でも貫き通す。 教えてもらった住所を頼りに、佐次郎が住むマンションに着き、スポーツスターを駐輪所に置いた。荷物は盗まれないことを祈りつつ玄関前に置き、ボクは地下鉄で指定されたお店に向かった。はるばる東京から息子が会いに来たというのに、佐次郎は飲み仲間とワイワイやっているようだ。相変わらずのマイペース。 お店は居酒屋ではなく、意外にもお蕎麦屋さん。入るなりいきなり、 「こっちや、こっちっ! さぁ、さぁ、みなはんっ、これがウチのせがれや! いま東京からハーレーで、やって参りましたぁ〜!!」 佐次郎の紹介でオヤジだらけの飲み会はさらにボルテージアップ。聞けば佐次郎はいま、「ダッタン蕎麦の会」という団体に入り、今夜はその集会。血液サラサラになって健康になることを教え込まれると、すぐさまダッタン蕎麦ビールで乾杯した。到着するなり、あれやこれやと喋りまくられ、何が何だか解らなかったが、ヘベレケの佐次郎はとっても嬉しそうだった。これが親孝行というものか……、まぁ良しとしよう。 つづき |
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[No.198] 2005-07-30 Sat 03:31
![]() 翌朝、佐次郎がスポーツスターの後ろにのって、北海道を一緒にツーリングしたいと言うのをなんとか断って、札幌を出発。3度目の北海道は、襟裳岬や屈斜路湖などかつて走ったコースをなるべく通らないようにしようと道を選んだ。計画は立てずに、フェリー往復を含めて東京から7泊8日間。学生時代のように1ヶ月の放浪とはいかないが、気の向くままに北海道を走り回ろうと思っている。 ![]() 日高を経て帯広に入ると、「ばんえい競馬」を開催する帯広競馬場に向かった。「ばんえい競馬」は馬に500キロ以上もある重りを乗せたそりを引かせて走らせる直線だけの競馬で、途中には障害(山)もある過酷なレースだ。 ギャンブル好きなボクは競馬が好きで、春と秋のG1レースは、毎週馬券を買って楽しんでいる。いちど見てみたかった「ばんえい競馬」だったが、その日は残念ながら他の競馬場での開催。目の前で見ることはできなかったが、馬券の場外発売はやっていた。競馬新聞片手に赤鉛筆を握りしめるオヤジたちと一緒に、テレビモニターでドサンコたちの力強い走りを見ていると、ボクのギャンブラー魂もうずいてしまい、辞めておけば良いものを馬券を購入。結果は言うまでもなく外れだった。 ついつい寄り道してしまったが、夕方に釧路に着いた。安いビジネスホテルでシャワーを浴びた後、繁華街を歩き回り、地方都市ならではのしなびたバーでビールを飲んだ。地方に行ったときはこれに限る。 ![]() つづき |
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[No.199] 2005-07-29 Fri 03:35
![]() 道東内陸部の景色は広大だ。青い空にどこまでも続く一本道。牧場には乳牛がいて、牧草は見渡す限り一面、青々している。爽やかな風が音を立てて吹き抜け、イメージはまさに北海道そのものだ。国道はつまらないので、名もない道道に入っては手頃な牧場でスポーツスターを停める。大の字になって寝たり、ぼんやり空を眺めたり、とても贅沢なひとときだ。 今日どこまで行くのか、しっかりとした目的地を決めていないと、ツーリングに余裕が生まれる。まとまった休みが取れない限り無理なハナシだが、北海道はこうやって回るのが一番だ。 ![]() ![]() つづき |
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[No.200] 2005-07-28 Thu 03:39
![]() 世界遺産に指定されたばかりの知床半島。ボクはその玄関口となる羅臼に向かった。羅臼には「熊の入った家」という民宿があり、ここには格安で泊まれるライダーハウスもある。ライダーハウスは狭くて汚いのがセオリーだが、ここの利用料金は1000円とライダーハウスにしては少々高めの設定のためか、広くてキレイだ。まだバイクシーズンではなかったせいで、利用者はボクひとり。広い部屋を貸し切り状態で占有できるとあっちゃあ利用しない手はない。シュラフはちゃんと積んできているし、久々に寝袋にくるまって眠ることにした。 「熊の入った家」というネーミングは本当のハナシから付けたもので、昭和61年に実際に熊が入り、冷蔵庫を爪で開けられ、中に入っていた食料や酒を飲み食いされた。当時、新聞やテレビでもニュースになり、それ以降、民宿を経営するようになった。お風呂もあるが、せっかく知床に来たからには「セセキ」と「相泊」の温泉に入らなければもったいない。 ![]() セセキ温泉は、セセキ海岸の岩場にある塩泉で、岩礁から湧き出した湯船は、潮が満ちてくると海中に没する。夕方6時半頃に行くと、潮がだんだん入ってきている様子。急がないと海の中に埋まってしまう。着替える場所などはないが、目の前にある民家の人に「入らせていただきます」と一声かけるのがルール。素っ裸になって、急いで飛び込むと思わず「サイコー!」と絶叫するのだった。 海に浸かってるのか温泉に浸かってるのか微妙なところだが、国後島を望みながらの入浴はここでなければ味わえない格別なものだ。 波がものすごい勢いで湯船に入り込んできたので、1キロ先にあるもうひとつの磯温泉「相泊」に移動した。こちらはテトラポットに守られ、朝の満潮にならないと海には沈まない。安心してゆっくり浸かり、地元の利用者と世間話をしながら、露天風呂を思いっきり堪能した。 夜は熊がまた入ってこないか少し心配だったが、優しい波の音と潮の香りが心地よく、あっという間に夢心地。やっぱり羅臼は最高だった。 ![]() つづき |
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[No.201] 2005-07-27 Wed 03:44
![]() 知床横断道路は深い霧に覆われ、6月末だというのに知床峠には雪が残っている。ウトロ側にある知床五湖まで降りてくると、空は青く晴れ渡った。 知床五湖入口にある駐車場は、大型観光バスが列んで停まり、混雑していた。知床はフィーバーしているのだ。 知床五湖は全部で5つの湖からなり、流れ込む川もなければ流れ出す川もない不思議な湖だ。これは地下水が地表に湧き出して湖をつくっているからで、五湖の周辺は水を通さない岩盤と溶岩が積み重なってできている。 途中、たくさんのえぞ鹿に出会う散策路は、一湖から二湖までしか立ち入ることができず、三湖から先はヒグマが出没しているため通行禁止になっていた。11年前に来たときは、滝壺が温泉になっている秘湯「カムイワッカの滝」まで林道を走って行けたが、現在は落石防止工事をしているので、こちらの林道も通行禁止。7月中旬〜9月中旬の観光シーズン中のみ、有料シャトルバスで行くことができるそうだ。これは世界遺産に指定された影響だろうが、自然を守ることを考えればしかたのないことなのかもしれない。 ![]() ![]() ![]() 1994年8月に撮影したカムイワッカの滝。当時、すでに観光客に人気があった。ボクももちろん観光客。 つづき |
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[No.202] 2005-07-25 Mon 03:45
![]() ![]() 北海道の良さを凝縮している道東でもっとノンビリするべきか、高校2年生の時に行って以来、訪れる機会を逸している日本最北端である宗谷岬を目指そうか、オホーツク海を眺めながら考えた。北を目指して、ただただ走り続けるっていうのもイイかもしれないと思い、そのまま網走を抜け、宗谷岬を目指した。 途中、猿払原野で地平線のかなたに日が暮れるのを見て、暗くなってから雨が降り出した。濃霧に包まれた宗谷岬は寂しく、びしょ濡れの自分もなんだか情けなく、すぐに宿を見つけるために稚内まで走った。その夜は稚内駅近くのビジネス旅館で泊まることにした。むかし来た時と同じ旅館を選んだが、あの時も夜遅く、雨がしとしと降っていた。 つづき |
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| ライター青木タカオの取材日記 |
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